みなさんこんにちは。羊毛フェルト猫作家のHirOkOです。
昔から猫が好きで、自分は猫のことをよく知っていると思っていました。ところが実際に一緒に暮らしはじめると、自分で思っている以上に思いこみや勘違いしていたことが多くて、日々ビックリの連続でした。
そんな中でも特に「そうなんだ!?」と思った3つのかんちがいをお話しします。
1.噛まなくても丸飲みOK
毎日の食事でドライフードを食べているところを見ていると、たまに「カリッ」と噛んでいる音が聞こえるものの、どちらかというとフードの粒を丸飲みしていることの方が多いです。
食事はよく噛んで食べましょう、というのがヒトの常識なので、こんなに飲み込んでばかりいて大丈夫かなと心配になりましたが…猫の食性上はまったく問題ないのですね。
肉食の猫と雑食のヒトでは消化の仕組みも違いますし、何より猫の歯は鋭い牙状なので食べ物を咀嚼することには向いていない。
野生の肉食獣としての習性が残っている猫は、ゆっくり噛んで食べるなんて悠長な食事はしないのです。
こちらが用意している時間より食べる時間の方が早かったりして。
でも、がつがつと元気よく食べて完食してくれると嬉しい。猫が食事している姿を見ていると「ちゃんと食べてえらいねぇ」と安心してなんだか幸せな気持ちになります。
2.『爪とぎ』で爪は短くならない
猫といえばの特徴的な行動のひとつ、爪とぎ。あの動作で爪先が摩耗するから、あえて爪切りしなくても良いのだと思っていました。
実際は真逆。猫の爪とぎは爪先を鋭く研ぐための行動なので、バリバリと研ぎ澄ました爪は切れ味バツグン。ピンピンに尖った爪は、ちょっとかすっただけでもヒトの皮膚ならミミズ腫れになってしまうほど…。
獲物をしとめるためには必要な武器ですが、家の中では服や布製品に引っかかって外れなくなったり、そのつもりがなくても相手(ヒトも猫同士も)を傷つけてしまうので、定期的な爪切りケアは必須です。
ちなみにうちのコたちは…よつばは協力的ですが、くろがちょっと大変です…(切らせてくれるだけでもありがたいですが)
3.猫それぞれ、とても個性的!
猫といえば…自由気ままな気分屋で、犬とちがって躾はムリ、ツンとして単独行動していて呼んでも来ないけどそういうところが可愛い…というイメージを思っていました。
そして猫であるならみんな同じようにそういう性質だとばかり思っていましたが、実際は十猫十色、まったく同じコなんていません。血を分けた兄弟猫でさえ全然ちがう一面があるので、毎日見比べていても飽きないです。
うちのコたちと暮らしはじめて、猫のこと、実はあれもこれも知らないことだらけだった!と困りごとがあるたびにネット検索ばかりしていました。
そうやって見つけて読んだ猫に関する記事は、たいてい『(一般的な解決策はあるけれど結局のところは)それぞれの猫によります』で締めくくられていて頭を抱えたものです。
実際、猫それぞれなので、今となっては暮らしの中の困りごとは、自分のうちのコたちとの知恵比べに勝つしかないということがよくわかっています。
乗ってほしくない場所、噛んでほしくないもの、ヒトの都合をどうやって猫にわかってもらうか…このあたり、我が家の解決策をいずれ書きますね。
今、猫といえば?と聞かれたら、「とても甘えん坊です」と真っ先に答えると思います。うちのコたちがそうなので。(*‘∀‘)
猫が実は甘えん坊だということを実感を持って知ったことが、彼らと暮らして思った一番の「そうなんだ!」かもしれません。
…あ、「呼んでも来ない」だけは、もともとの認識と間違っていませんでしたよ!(でもこれもうちのコは、ということで、名前を読んだらちゃんとお返事したり寄ってきたりする猫ちゃんもいるので、やっぱり猫それぞれで個性的ですね(*‘∀‘))