猫と猫草の不思議な関係

みなさんこんにちは。羊毛フェルト作家のHirOkOです。

猫と暮らしていて楽しいこと、嬉しいこと、癒されること…たくさんありますが、いまだに不思議で仕方のないことがあります。

それがこちら。

うちのコたち、猫草すきすぎ!!

1日1回だけ目の前に出してあげるのですが、そのときの盛り上がり方がすごい。

おやつのときよりテンション高いのでは?という「くれくれ」騒ぎのあと、草をぶちぶち抜いてムシャムシャ食べる…放っておくと全部なくなるまで食べ散らかす勢いなので、我が家ではサラダバー(=猫草タイム)は1日1回5分間と決まっています(笑)

 

みなさんのおうちの猫ちゃんは、猫草すきですか?

うちのコたちのように好んで食べる猫と、まったく興味をもたない猫と分かれるらしいので、食べないからといって問題はありません。

そもそも完全肉食の猫が『草』を食べる必要はないのです。

猫が猫草を食べる理由、実ははっきり「コレだ」という理由はわかっていないそうです。

一般的に言われているのは、「毛玉を吐きやすくするため」「お通じを良くするため」「ただ好きなだけ」…うちのコたちにあてはめて考えてみました。

1.毛玉を吐きやすくするため ?

毛づくろいをしたときに飲みこんだ毛を、猫草を食べたときの刺激で吐きやすくするために食べている説。

猫はよく吐く動物といわれていますが、それはこの毛玉を吐く習性から。

かかりつけの獣医さんに「(抜け毛も)排泄できて、毛玉を吐かなくていいなら吐かない方が猫の負担にならないよ」と言われていたので、我が家ではブラッシングを頻繁にすることで、猫が飲みこむ毛の量が少なくなるように気をつけています。

おかげで毛玉をふくめて『吐く』のは年に数回あるかどうか、といううちのコたちですが、猫草を食べるとタイミングによっては高確率で吐きます。

猫草(エン麦)のツンツンした葉が胃を刺激して吐き気をもよおす、という解説をよく見かけますが、吐かれた猫草を見るとクタクタのかたまりになっています。それこそまさに緑の毛玉みたいに。胃の中でもツンツンした形状を保っているわけではないようです。

食べた猫草が胃の中でまとまって毛玉のようなかたまりになるため、その異物感から習性として吐く、ということなのかなと思います。

うちのコたちを見ていると、猫草で吐くのは草の刺激というより、食べすぎて胃に溜まるせいで吐いているという方が近いかなと思うのです。

ですので、猫草タイムはフードがまだ消化しきれていない時間帯と、空腹時は避けています。吐く負担を減らすようにしているのに、猫草を食べて吐かせてしまっては本末転倒なので…

2.お通じを良くするため ?

人間は雑食性なので肉も野菜も食べます。野菜の食物繊維は便秘予防に良いですよね。

はたして猫にも同じような効果があるのでしょうか。

少なくとも、草を食べないからという理由で便秘になることはないのでは。

猫草はほぼ未消化状態で排泄されるので、便と絡むことで排泄の一助にはなっている…のかな、とは思います。

草を食べたからといって特に良い状態の便が出る、なんてことはないです。

けっこうな長さの草がそのまま出てくることがあるので、子猫や消化器系の弱ってる猫ちゃんには食べさせないほうが良さそうです。

3.ただ好きなだけ !

うちのコたちは、これが一番の理由かなと思います。

草を噛むときのシャクシャクした噛み心地が楽しい、嗜好品のあつかいです。

あと、草を引き抜くときのブチブチッとした感覚も好きみたい。(*‘∀‘)

気分転換とストレス解消に、1日1回の猫草タイムを楽しんでくれています。

なるべくきらさないように育てていますが、猫草タイムは春~夏のあいだ限定のイベントです。地域柄か、冬になると猫草がうまく育たないのです…(~_~;)

我が家の猫草は、無印良品で購入しています。

自分で栽培するキットタイプですが、とてもかんたんで扱いやすいのでおすすめです。

今度、くわしく書きますね。(*‘∀‘) 【→書きました!(2021.07.30追記)